- 2016年10月10日
- 富岡市との「空き家等の対策に関する協定」の締結について
当会では、去る８月１０日付をもって、富岡市（岩井賢太郎市長）との間で、「空き家等の対策に関する協定」を締結いたしました。当会が空き家等対策に関する協定を締結するのは、県内自治体で富岡市が初となります。本協定の締結により、今後、富岡市における所有者（相続人）不明建物の所有者（相続人）の調査のほか、富岡市が開催する相談会への相談員の派遣等を通じて、当会は、富岡市の空き家対策事業に尽力してまいります。
〔当会の空き家問題に対する取組み〕
ご承知のとおり、平成２５年度の住宅・土地統計調査によると、全国での空き家数は８２０万戸（総住宅数に占める空き家率１３．５パーセント）、群馬県での空き家数は１５万戸（総住宅数に占める空き家率１６．６パーセント）となっています。空き家は所有する個人の財産であると同時に、国土の一部を構成する社会的インフラ（不動産）でもあり、これを放置することは、周辺環境や防災、防犯、景観などのあらゆる面にマイナスの影響を及ぼす大きな社会的損失であることから、空き家問題への取り組みは喫緊の課題となっています。このため、空家等対策の推進に関する特別措置法（平成２６年１１月２７日法律第１２７号）が制定され、国を挙げて空き家対策に取り組んでいくこととされているところです。当会では、不動産登記に関わる専門職能団体として、空き家問題に取り組むことは社会的責務であり、今後も群馬県及び県内各市町村と連携を深め、引き続き、この解消のためのあらゆる活動を行っていく所存です。
