- 2025年11月05日
- 司法書士試験の合格発表 全国751人に栄冠 群馬会研修は12/13開講
法務省はきのう、令和7年度司法書士試験の合格発表を行いました。全国で14,418人が筆記試験を受験し、口述試験を経て、751人が合格しました。合格率は5.2パーセントでした。合格者の年齢は、最も若い方で17歳、最高齢は74歳で、平均は42歳でした。法務省は、合格者の氏名などを、今月28日付の官報に掲載するとしています。
試験の出願者数は、コロナ禍の令和2年度に14,431人まで落ち込みましたが、それ以降は微増傾向にあり、今年度は17,365人でした。いわゆる終活や、所有者不明土地問題への社会的関心が高まるなか、司法書士は、登記の申請代理業務や、裁判所提出書類の作成業務を通じ、社会からの要請に応えることができます。
■合格者向けの研修

【写真】過去の映像授業より。直接集合してのロールプレイも。
これから司法書士として歩み始める方に向け、司法書士関連団体は新人研修を提供しています。これらの研修は、資格者としての登録要件となっていませんが、司法書士試験と実務とのギャップを埋めることができる機会です。群馬県内の司法書士のほとんどが、一連の新人研修を経てから登録しています。
おおよそ下記のような研修が提供されています。
①中央研修
日本司法書士会連合会が行う全国共通カリキュラムの研修です。試験でほとんど問われない裁判所提出書類作成業務などに役立つ知識が得られます。
②ブロック研修
全国8つの地域に分かれて受講します。群馬での登録を目指す方は関東ブロックです。不動産登記業務に必須となる決済立会のノウハウは、体験型ロールプレイを通じて身に付けます。
③単位会研修【特設サイト】
群馬司法書士会では例年8~9日程度かけ、実務上のローカルルールなどを教授しています。また、実際の司法書士事務所で一定期間の実地研修を受ける配属研修を、選択することもできます。
④特別研修
簡裁訴訟代理等関係業務を行うために必要な認定を希望する方が受講します。
⑤(社)成年後見センター・リーガルサポートの研修
家庭裁判所に提出する成年後見人等候補者名簿への登載を希望する方が受講します。
群馬司法書士会の役員や研修スタッフは、群馬での登録を目指す方が安心して司法書士デビューを果たせるよう、力を尽くします。近年の合格者には、役員らとコミュニケーションを取る中で、司法書士として独り立ちすることへの不安を解消し、希望する地域での開業を果たした方がいます。また、役員らと信頼関係が芽生えるなかで、就職先の司法書士事務所を見つけた方もいます。
群馬に縁のある方、群馬での登録を検討したい方は、群馬司法書士会(027-224-7763)へご連絡ください。







